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■ 設立の目的
20世紀はものの豊かさ、便利さ、能率の良さを追い求めすぎた時代でした。それが人々の生活を機能分化、孤立化させ、生活の基盤であるコミュニティの問題を専門機関に委ね、行政に依存する傾向を深めました。子供や高齢者に関わる様々な社会問題は、この他者への転嫁の姿勢がもたらしたコミュニティ精神の空洞化に起因するところが多いのではないでしょうか。
これからの21世紀は「こころの時代」といいます。真の豊かさとは何かを探ること、そして心豊かな社会を実現することが強く求められています。そのために、あらゆるものの多様性を受け容れ、すべての人の全ライフサイクル〜老いも死をも、また障害をも〜を暖かく包み込んだ生活の場としてのコミュニティがあれば、高齢になってたとえ一人暮しになったとしても安心して住みなれた地域で自分の人生を完結することが可能になるはずです。
このようなコミュニティの形成は、住民が自治の精神で、自治体とパートナーシップをもちつつ、コミュニティワークを行っていく他はありませんが、現代の状況では、ひとつのコミュニティ内の自足、自己完結ではなく、ボランタリーなグループや様々な組織(営利組織、非営利組織)とともに、必要なネットワークを組み、選択できる、自立と共生のコミュニティ事業を構築してこそ、達成が展望できます。
自治体や様々な協力者とともに、ひとりひとりの住民、ひとつひとつのコミュニティが相互に個性を生かしつつ支えあう豊かなコミュニティ社会の建設をめざして、コミュニティネットワーク協会は、その推進役として設立いたします。
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