入居開始から50年がたった多摩ニュータウン。かつては憧れだった団地も少子高齢化が進み、商店街は疲弊し空き店舗が増え、将来に不安を抱える人たちが増えています。本プロジェクトは愛宕第二住宅(多摩市)と松が谷住宅(八王子市)にある2つの空き店舗を活用して共生型の交流拠点をつくり、これをコミュニティ再生のモデルにするとともに、次世代を担う人材も育成しようというプロジェクトです。
2021年3月にまず松が谷にて地域住民のみなさんに説明会を開催、以降、毎月1回「住民参加型学習会」と開いてきました。拠点をつくる場所はスーパーが撤退し、9年にわたりシャッターが下りていた300坪の店舗です。「健康維持室」「地域交流室」「コミュニティカフェ」「ショップ(物販)」「惣菜製造・販売」「子どもの居場所」「総合相談窓口」「カルチャー室」を整備する計画です。年明けに着工。オープンは5月の予定です。
この事業は2020年6月、JKK(東京都住宅共有公社)の「多摩ニュータウン愛宕第二住宅及び松が谷住宅(八王子市)における地域交流拠点等整備・運営事業」に、さらに12月に国の「人生100年時代を支える『住まい環境整備モデル事業』に選考されました(国に提出し、選考されたプロジェクト名は「団地プロデュース型コミュニティ再生計画」)
豊島区内の空き家物件を、セーフティネット住宅(高齢者、障害者、子育て世帯などの入居を拒まない賃貸住宅)として活用し、見守りを行う仕組みを作ります。
また見守りを行うための拠点を池袋駅周辺に1つ、その他豊島区内に1つの2カ所作り、全ての人たちが利用でき、楽しめる交流拠点としても活用いたします。
現在の社会では、身体が弱り、介護が必要になったり、認知症になると老人ホームや特養など施設に入り、最期のときは病院で迎える方がほとんどです。それを身体の変化に応じて、その時々を自分らしく充実して生きるために、地域で住み続ける仕組みを作り、住み慣れた家、地域で暮らし続けることができる体制を作ります。
この事業は、国土交通省「令和元年度・住まい環境整備モデル事業」に選考されました。
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